ありがとう空太郎♥️ | 東京都葛飾区のトリミングサロンとして培ってきたノウハウを発信中

去年の暮れは長年通ってくれてた高齢犬達が天国に行きました。年明けてからは空ちゃん、お店ではいつからか、空太郎と呼んでいた超高齢犬が天国に行ってしまったと、連絡がきました。18年位の長い間、当店に毎月トリミングに通ってくれていた空太郎♥️そして、飼い主様の仕事の関係で毎年秋になるとホテルでお預かりしていました。写真は2023年、年末のトリミングの時のものです。まだ若々しく見えますね♥️でも実は、認知症も入ってる感じで、カット中に寝てたりもありました。最後の方は二人ががりでのトリミングでした。介護が必要になってもホテルでお預かり出来たのは、長年の信頼関係があったからだと思います。預かる方もヒヤヒヤものですが、飼い主様との長年のお付き合いがあるなかで、万が一の時は私が看取りますと言う、こちらの気持ちも十分理解してくれてました。トリミングでは、シャンプーやカットの場面場面で、なかなかのガルガル君だった空太郎♥️なので、長年試行錯誤しながらトリミングしていました。結局思ったのは嫌なものは嫌なのねということ。何回も噛まれましたが、噛ませてしまった自分も良くないし、かといって空太郎はそもそも嫌で嫌で仕方なくてガルガルしてたのね♥️シャンプーのやり方、シャワーの当て方を変えてみたり、力加減を変えてみたり、声をかける言葉を変えてみたり、トーンを変えてみたり、とにかく色々と試してみましたが、どれもダメ。結局、そもそも嫌なんだから、出来る範囲で出来るだけ空太郎の負担にならない様にしてあげましょう！ということになり、時間をたっぷりかけて休憩しながらやりました。何故か夕方になると、早く帰りたくてなのか、急にじっとしてくれるので、夕方からお顔のカットしたりしてました。18年という長い間、空太郎と向き合ってきて、凄く勉強させてもらいました。飼い主様のご理解もあり、こちらもガルガル君なんだけど、空太郎のトリミングは、さあ！今日はどこまで出来るかな？と変な言い方だとワクワク感もありました。超高齢犬になると、ガルガルする力もなくなってきて、若い頃とは違い、トリミングテーブルの上でもボーッとすることも増えました。逆に切なく感じるものです。

空太郎が天国に行ってから、昔からのスタッフが、10年前の写真を残していて、時を超えて若い頃の空太郎が見れました♥️そうそう、ずっとアフロで同じカット♥️なんだかんだで、最後まで仕上げる事が出来てたけど、ひとつひとつの作業を集中力を切らさずに、慎重に慎重に、音加減、力加減、優しさ加減、時には飴とムチ作戦だったり、体調や精神的なその日のメンタルを考えてみたり。空太郎はきっと、私達トリマーに僕みたいな子をどうやるの？考えて考えて考えて！って教えてたのかな。看板犬達とも仲良くしてくれてありがとうね♥️老衰まで長生きできて立派だよ、安らかに♥️